羽田空港から福岡空港へと降下する機上、飛行機の窓から、糸島の全景を一瞬垣間見ることができる。博多湾の向こうには、静かにそびえる可也山。その裾野に広がる田園風景と、九州大学のキャンパス、さらに遠く唐津湾の彼方に、唐津の街並みがかすんで見える。
糸島は、古代より大陸と日本を結ぶ玄関口として栄え、稲作文化の伝播や大陸との交易を物語る遺跡、そして元寇に備えて築かれた今津浜の防塁など、海を通じて大陸と関わってきた数々の痕跡が残っている。
可也山を中心に、そんな悠久の歴史の記憶と、静かに流れる時の気配を今もなおたたえる糸島。その地に射す光と影の移ろいを、描きあげた。
販売・発送元:大川 博