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カート
始まりでも終わりでもない八つの相…ひとの心と時の流れとともに立ち現れる
水は、はじめ気として漂い、 岩から沁みだし、流れをつくる。
岩は水に寄り、 水は岩に寄る。
岩水一如の相貌は千変万化し、 白糸の滝として顕れる。
白糸は、自ら輝くのではない。 朝の靄、昼の光、夕の翳り、 夜の月光に照らされ、 そのたびに異なる相を結ぶ。
八つの相は、始まりでも終わりでもない。 観る者が止まり、観るとき、 白糸は再び、心に立ち現れる。
販売・発送元:大川 博
①第一相|兆候
水は、はじめ気として漂う。
人がそれを感じ取るのは、朝靄や朝霧としての、かすかな気配である。
それは、水として生まれる以前の姿であり、
存在が形を得る前に、場に満ちる兆候である。
②第二相|気配
山に注いだ雨水は、岩清水として静かに湧き出し、
やがてしずくは、細流となる。
その流れは、まだ瀧には至らず、
渓へ向かって、静かに流れだす。
③第三相|顕現
湧き出した山水は、次第に集められ、
流れとしての力を得ていく。
水は、より低き平地へと向かい、
ここに初めて、瀧として顕現する。
④第四相|一如
岩と水は、分かたれぬ相として結ばれ、
白糸の滝となる。
流れる水は、その瞬間ごとに姿を変え、
岩水一如の相貌は、千変万化を続ける。
⑤第五相|陽煌
太陽が瀧の上から世界を照らすとき、
水と岩は、饗宴を祝うかのように煌めく。
白糸はただ光を受け、
無数の相を宙に結び、立ち現す。
⑥第六相|夕照
一日が終わりへと向かい、
光と闇のあわいの刻が訪れる。
闇は足下から静かに満ち、
白糸は次第に、その姿を沈めていく。
⑦第七相|月照
夜を迎え、青い帳が下りるとき、
頭上には満月が輝く。
その光は、ひとすじの静かな光となって、
白糸の滝を静かに照らし出す。
⑧第八相|止観
岩水一如の白糸の滝。
やがて、その姿が失われるとき、
人は止まり、観る。
滝は、心に立ち現れる。
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