「ゆういち、生きとこうで。生きとけば、どげんでんなる。」 母と父の気配をすぐそこに感じながら詩情豊かに描いた、老いとぼけと家族の物語。

続・ペコロスの母に会いに行く

商品コード : PU1_7
  • 続・ペコロスの母に会いに行く
続・ペコロスの母に会いに行く
1,320円
(税込)

商品説明

デビュー作『ペコロスの母に会いに行く』(第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞)から約7年。 西日本新聞※、新潟日報※、東京新聞、北海道新聞で長期にわたり連載された 8コマ漫画「続・ペコロスの母に会いに行く」「ペコロスの陽だまりの時間」を再編集。(※は現在も連載中) 


 【著者あとがきより】
とにかく生きてください。どういう時代をどういう状況でくぐり抜けようと、 くぐり抜けた日々は全てあなたの糧になっています。 後で気づくので、気づく時まで、まず生きてください。 僕の卒業時の卒業アルバムにあったカロッサの詩の一節、

生きていなさい!
星が私に言いました。
生きていなさい!
森も小川も言いました。

この言葉がずっと心にありました。
自殺しようとして森に入った人に向かって、自然が囁いた言葉だと解釈して。
とても腑に落ちるフレーズでした。そしてこの言葉を自分なりに咀嚼して、

生きとかんば!
(生きとけば)どんげんでんなる!

これらの言葉をキーワードにマンガや唄を作っています。

(中略)
ボケるということは、辛かったことも忘れていくということ。
認知症になった母の頭の中を、僕は、父との楽しい思い出で満たしてあげたい。
そのために、僕は漫画を描く。
だから希望しか描かない、描きたくない。
そう思っています。


老いを、人生を、笑っていきましょで!

皆さんの肩の荷が少しでも軽くなりますように。
ペコロスこと、漫画家岡野雄一のタイムトラベルエッセイ決定版をお届けします。


<著者プロフィール>
岡野雄一 (オカノユウイチ) (著/文 | イラスト) 漫画家、シンガーソングライター。1950年長崎市生まれ。高校卒業後に上京、出版社に勤務。40歳で長崎にUターンし、息子と老いた両親と同居を始める。 父さとるさん亡き後、「ぼけ」が始まった母みつえさんとの日々を、長崎のタウン誌に描き始める。自費出版した漫画が話題を集め、 2012年に『ペコロスの母に会いに行く』(西日本新聞社)を刊行。第42回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞し、25万部超のベストセラーとなった。 同名でドラマ化(NHK-BS)され、2013年秋に映画化される。映画は2013年の第87回キネマ旬報ベスト・テンで、日本映画ベスト・ワンを獲得。『みつえばあちゃんとボク』(西日本新聞社)のほか、『ペコロスの母の玉手箱』『ペコロスのいつか母ちゃんにありがとう 介護げなげな話』など著書多数。 2019年にKADOKAWAから文庫化され、同年5月からNBCテレビ(長崎放送)でアニメが放送開始予定。


販売・発送元:株式会社西日本新聞社

商品情報

■セット内容
サイズ:A5判 縦210mm×横148mm
頁数: 208ページ
ISBNコード:978-4-8167-0971-5

「ゆういち、生きとこうで。生きとけば、どげんでんなる。」 母と父の気配をすぐそこに感じながら詩情豊かに描いた、老いとぼけと家族の物語。

続・ペコロスの母に会いに行く

商品コード:PU1_7
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